パキスタンPTA、皮革税還付率の調整を要求

 　パキスタン製革協会（PTA）のグエルザ・フェローズ会長（Gulzar Firoz）はこのほど、PTAがパキスタン政府に対し、インド、中国、バングラデシュの同類輸出品に対する競争力を強化するために、ヤギの皮、ヒツジの皮、雌牛の皮、水牛の皮の成革輸出税還付率を現在の0.8-1.17%から6.3%に引き上げるよう要請したと発表した。現在、インド、中国、バングラデシュの成革輸出税還付率はそれぞれ6.3%、7.5-11%、15%である。

フェローズ氏によると、政府の2009年3月の上述の皮革輸出税還付引き下げ決定はすでに自国の製革業に大きな打撃を与えており、2009年7月に発表された「国家貿易政策」、特に「2009-2012年戦略貿易政策枠組み」の第1次評価を提案した。彼は皮革、紡績、カーペット、運動製品、手術機器輸出業者の代表からなる合同委員会を設立し、一括救助と激励案を起草し、付加価値税の実施がこれらの分野に与える影響を研究し、関連提案を商業部に報告して承認するよう要求した。具体的には、上記製品の輸出に対してゼロ販売税を継続して実施することや、輸出皮革製品の価値の5%を免税で輸入できる部品や付属品などを含むことができる。これまで、巴戦略貿易政策の枠組みの規定に基づき、巴政府はすでに皮革処理場と皮革工場の自建実験室の建設に財政支援を提供してきた。